浦和レッズ2020シーズンを振り返る FW編
それぞれのポジションを評価してきましたが最後はFWです。
9.武藤雄樹
14.杉本健勇
30.興梠慎三
45.レオナルド
最初に感想を述べると戦術がしっかりすればもっと点を取ることが出来ると感じました。それだけの実力はあります。
まず武藤選手から評価していきます。武藤選手は不本意なシーズンだったと思います。彼の出来がレッズの勝敗を左右すると言っても過言ではない程、試合に影響されます。中盤と最前線をリンクする役割があるので彼のところでボールを奪われてしまうとチャンスが作れません。来季はリカルド監督のもと彼の良さが出ることを期待します。
杉本選手も武藤選手同様、不本意なシーズンだったと思います。彼の良さは周りがいてこその選手だと思います。しかし、孤立するシーンが多く見られました。それが得点数やチャンスメイクの数に表れているかなと思います。少ないチャンスを活かせるかがカギになりそうです。
興梠選手は流石の一言です。苦しいチーム事情の中での連続2桁ゴールは素晴らしいしか言葉が出ません。最終節に怪我をしてしまい来季は開幕に出遅れてしまうことが濃厚ですが彼に頼らないサッカーをしていくことが必要です。
最後にレオナルド選手ですが彼の得点を取る嗅覚はやはり素晴らしいものがあります。だからこそ、それを活かす戦術であったり、後はレオナルド選手自身が組織的なプレーをしていくことで今シーズン以上の活躍ができると思います。
FW陣の得点はほとんど興梠選手とレオナルド選手選手によるものでチームの半分の得点数を彼ら二人で担いました。当然、来季は二人で30得点。そして、杉本選手、武藤選手で10得点行くくらいのゴールを期待したいと思います。
浦和レッズ2020シーズンを振り返る MF編②
今回評価するポジションはMFです。
7.長澤和輝
8.エヴェルトン
10.柏木陽介
11.マルティノス
13.伊藤涼太郎
16.青木拓矢
22.阿部勇樹
24.汰木康也
29.柴戸海
37.武田英寿
39.武富孝介
41.関根貴大
次はサイドの選手を評価していきます。
マルティノス選手、汰木選手、武富選手、関根選手です。
まずマルティノス選手は3年目になりますがリーグ戦の中盤くらいから力を発揮したと思います。元々、気持ちのある選手なので戦っているのが伝わってくる選手でした。スピードは大きな武器です。チームのチャンスメイクに必要な存在でした。しかし、3年をトータルすると難しい在籍期間であったかなと感じます。次の場での活躍を期待したいです。
汰木選手は今シーズン飛躍した選手の一人ではないかと思います。独特なドリブルでマルティノス選手と攻撃を引っ張る存在でした。しかし、オフザ・ボールの動きには課題があります。来季はその部分での改善と共にもっと果敢にドリブル突破を試みてほしいと個人的に思います。
武富選手は評価するのが難しいです。ですが、彼はレッズのサッカーに合ってないかなと正直思いました。その為、彼が移籍してしまうのはしょうがない部分があります。新天地で活躍を期待します。
最後に関根選手ですが彼も中々自分の良さを出し切れず悔しいシーズンだったと思います。彼の復活はレッズが優勝争いするためには必要です。来季、監督が代わり心機一転して輝く姿を見たいです。
中盤の全体の評価としては今シーズンの順位表が表しているかなと思います。攻撃の展開力や前と後ろの中継役、守備での強度など物足りなさを感じる場面が多くありました。このポジションがしっかりしてかないと上位には行けません。来季は選手も変わりますが改善していくことを期待します。
浦和レッズ2020シーズンを振り返る MF編①
今回評価するポジションはMFです。
7.長澤和輝
8.エヴェルトン
10.柏木陽介
11.マルティノス
13.伊藤涼太郎
16.青木拓矢
22.阿部勇樹
24.汰木康也
29.柴戸海
37.武田英寿
39.武富孝介
41.関根貴大
まずはセンターの方から評価していきます。
長澤選手、エヴェルトン選手、柏木選手、伊藤選手、青木選手、阿部選手、柴戸選手、武田選手が主にCMFとしてプレーしました。
長澤選手はボランチに入ってから自分の良さを発揮できてチームに欠かせない存在になったと思います。球際に激しくいけるのは魅力的です。移籍してしまい残念です...
エヴェルトン選手も長澤選手同様に球際に強く行ける選手でチームのために戦ってくれました。ロングボールなどでの展開力があればさらに良かったですが、彼の適正ポジションは2列目なのかなと思いました。今シーズン限りで退団してしまうのは残念です。
柏木選手に関しては怪我との戦いなど負の1年と言わざるを得ないシーズンだったと思います。彼がいなかったことで攻撃の組み立てができないことを痛感するシーズンでした。来シーズンの去就が分かりませんが残留であれば実力を発揮してほしいです。
伊藤選手は怪我も多かったりして中々試合に出ることが出来ませんでした。今季はある意味チャンスだっただけにそのチャンスを掴んでほしかったです。来季はホントに勝負の1年になりそうです。
青木選手はミスが目立つシーズンになってしまい不本意な1年だったと思います。彼のウィークポイントが多く出てしまったのは残念です。恐らくは移籍してしまうので新天地での活躍に期待したいです。
阿部選手は怪我に泣かされたシーズンでもあったと思います。まだまだこの人の力は必要だと思いますし、来季は若手も多く入ることからベテランとしての良さを出してほしいです。
柴戸選手はレッズの中で数少ない飛躍した選手の一人です。豊富な運動量やボール奪取で自分の強みが出たと思います。あとは展開力などの攻撃面で成長が見られるとチームの中心的な選手になると思います。
武田選手は高卒1年目でしたが終盤に出場機会が回ってきました。持っているのは期待できますし、監督が代わることで自分の良さが出しやすいかもしれません。
浦和レッズ2020シーズンを振り返る DF編②
浦和レッズ2020を振り返る
今回評価するポジションはDFです。
3.宇賀神友弥
4.鈴木大輔
5.槙野智章
6.山中亮輔
20.トーマス・デン
27.橋岡大樹
28.岩武克弥
31.岩波拓也
浦和レッズの公式オフィシャルの登録ポジションでは宇賀神選手はMFになっていますが試合の出場はSBがほとんどなのでDFで評価します。
前回はSBを評価したので今回はCBです。
鈴木選手、槙野選手、トーマス選手、岩波選手の4名です。
まず鈴木選手の評価としては4バックに移行した今シーズン、慣れている点で考えればポジション争いでは優勢に立つかと思われましたがアウェーの名古屋グランパス戦が1年通してのターニングポイントになってしまったかもしれません。競り合いなどの場面では強さを見せた一方で1対1でのスピード勝負で後手を踏んでしまった感が否めません。期待していただけに残念です。来季は違うチームになるので頑張ってほしいです。
次は槙野選手です。シーズンの最初はベンチスタートでしたが自らの持ち味を発揮し、レギュラーメンバーとしてチームを鼓舞した点は素晴らしいです。守備では対人の強さを活かしたり、声を出してリーダーシップを発揮した点はチームにとって大きな存在だったはずです。ただし、攻撃時のビルドアップでのパスの選択肢が横か後ろであることが多く、効果的なパスを供給することが出来ていませんでした。来シーズンもレッズの一員として戦ってくれるので期待したいです。
トーマス選手は加入当初、アンダー世代のオーストラリア代表くらいしか情報がなかったのですごい期待をされていたわけではなかったと思いますが中断明けの最初の試合で相当なインパクトを与えました。スピードもあり足元あるので弱点が少ない選手だと思いました。ホームのヴィッセル神戸戦でのスーパーゴールなど印象に残るシーンもありました。来季チームの戦い方が定まればさらに面白い存在になるのでは思います。
最後に岩波選手ですが長所と短所それぞれしっかり出たシーズンだったと思います。長所としては逆サイドへ展開するロングボールやゴール前でのカバーリングが多々ありました。短所としてはスピードのところで振り切られるシーンがあったので守り方をどうしていくかがポイントになりそうです。
DF陣全体の評価としては組織的な守りチャレンジ&カバーなどの基礎的な部分や1対1の守備での対応の甘さなど個、組織どちらも課題が残る内容だったと思うのでそこが改善されることを期待したいです。
浦和レッズ2020シーズンを振り返る DF編①
浦和レッズ2020を振り返る
今回評価するポジションはDFです。
3.宇賀神友弥
4.鈴木大輔
5.槙野智章
6.山中亮輔
20.トーマス・デン
27.橋岡大樹
28.岩武克弥
31.岩波拓也
浦和レッズの公式オフィシャルの登録ポジションでは宇賀神選手はMFになっていますが試合の出場はSBがほとんどなのでDFで評価します。
今シーズンから慣れ親しんだ3バックから4バックへと移行しました。
2012シーズンからほとんど3バックでやってきたのでかなり難しい部分があったと思います。
しかし、リーグ戦34試合56失点ということから守備が崩壊してしまったと言えるでしょう。
この原因が全てDFにあるとは思いません。チームとしての組織的な守備が出来ていなかったこともあるからです。
しかし、個々のウィークポイントが多く出てしまったシーンであったと思います。
まずSBの方から評価していきます。4人の選手が主にプレーしました。宇賀神選手、山中選手、橋岡選手、岩武選手です。
攻撃の良さとしては山中選手が一番目立っていました。チームで一番のアシスト数やミドルシュートなどは昨シーズンよりも良さが出ていたと思います。これは4バックになった恩恵があると思います。一方で守備での対応の甘さ、裏を取られる場面が目立ちました。その為、守備の部分での改善が必要です。
橋岡選手に関しては空中戦の強さや守備の粘り強さが光っていました。4バックの右SBだと守備が安定しました。しかし、山中選手とは反対に攻撃面でのアイデアや繋ぎの部分で課題が残りました。来シーズンはCBをやることになるかもしれませんがビルドアップ時の課題を克服してほしいです。
宇賀神選手は山中選手の代わりに出ることが多く、守備での健闘している場面もありましたがどこか物足りなく感じました。守備の部分でもクロスを簡単に上げさせる場面が多々ありました。攻撃ではバランスを取って、後ろからのビルドアップに参加する場面が多かったですが効果的とは言い難かったです。来シーズンもスタートはサブメンバーかもしれませんがベテランの意地を見せてもらいたいです。
最後に岩武選手ですが一言で表すと「もったいない」かなと感じるシーズンでした。守備ではもっとやれると個人的に考えましたが殻を破れていないように思えました。攻撃でももっと自分をアピールしてサイドを駆け上がってほしかったです。もっとダイナミックにという印象を受けました。残念ながら移籍してしまいますが次の場での活躍を期待しています。
浦和レッズ2020シーズンを振り返る GK編
今シーズンが終わって少し時間が経ったので各ポジションごと、個人的に評価していきたいと思います。
今回はGKです。
1. 西川周作
25.福島春樹
32.石井僚
36.鈴木彩艶
GKの評価ですが西川選手の評価と言っていいと思います。
今シーズンリーグ戦34試合56失点なので失点数としては多いです。
しかし...
西川選手のパフォーマンスとしてはチーム全体通して良い方に当たると思います。
どちらかというと選手に問題がいうよりかはコーチ陣の方になるかなと考えられます。一時期、西川選手のミスから失点に繋がるシーンが続いた時があります。彼はキャプテンという立場であることは考慮したとしても、サブのGKにチャンスを与えてもよかったのではないかと思います。
これは普段ベンチの選手も準備を怠らなければ、チャンスがしっかり回ってくるんだという狙いとモチベーションを維持するためには必要だからです。
そうすることで西川選手にも良い緊張感が生まれて、ポジション争いによりチームレベルが上がってくるのだと考えられるからです。
そういった意味ではベンチワークのところでしっかりマネジメントしてほしかったなというシーズンでした。
来シーズンは監督が変わるので一から正GK争いになることを期待したいです。
浦和レッズ VS 北海道コンサドーレ札幌戦
2020/12/19 14:04 KICK OFF
明治安田生命J1リーグ第34節
浦和レッズ VS 北海道コンサドーレ札幌
0 - 2
得点者:52分駒井、85分田中
観客数:19319人
スタメン:西川、岩武、鈴木(大)、岩波、橋岡、山中、エヴェルトン、柴戸、
汰木、興梠、杉本
サブ :鈴木(彩)、宇賀神、槙野、青木、阿部、武田、武藤
今シーズン上澄み出来たものはあったのか?
もうシーズンの終わりです。とても早かったですね。ついこの間、開幕したかと思えばもう最終節。今シーズンはレッズが掲げる「3ヵ年計画」の一年目ということでまずは土台作りからということでしたが蓋を開けてみたらとりあえず家を壊して更地にして何も残らなかった感じです。
本日の試合を観て今後レッズはこのサッカーで優勝を目指すんだというものが一切見えませんでした。選手個々の能力でサッカーしているだけに見えてしまい、チームとして戦っているようには思えませんでした。
試合について少し触れるとほとんど札幌が優勢に試合を進めていたかなと思います。札幌は狙いとするジェイ選手のキープから攻撃を展開していく形でチャンスを作りました。しっかり狙いとする攻撃をしているのが観ている方からもよくわかりました。しかし、レッズは後ろから繋いでも取られてしまい、ロングボールを蹴っても取られてしまう。前半は山中選手のフリーキックからのシュート2本しかありませんでした。結局チームとしてビルドアップは課題で終わりました。後半に2失点を喫し敗戦。
両チームの差が明確に出た試合になりました。非常に残念です。
公式に発表されている退団が決定したマルティノス選手、エヴェルトン選手。
2人はこの苦しいシーズン何とかしようとする気持ちが伝わってきた選手だと思います。次のチームでも頑張ってほしいです。
そして今シーズンで退任が発表された大槻監督。チームが苦しむ中監督を引き受けてくれたことはホントに感謝しています。
ブログを開設して半年程ですが読んでいただきありがとうございます。
試合の感想について書いてきましたが少ししたら今シーズンの振り返りをしていけたらと思います。
また読んでいただけたら幸いです。