浦和レッズ2020シーズンを振り返る DF編①
浦和レッズ2020を振り返る
今回評価するポジションはDFです。
3.宇賀神友弥
4.鈴木大輔
5.槙野智章
6.山中亮輔
20.トーマス・デン
27.橋岡大樹
28.岩武克弥
31.岩波拓也
浦和レッズの公式オフィシャルの登録ポジションでは宇賀神選手はMFになっていますが試合の出場はSBがほとんどなのでDFで評価します。
今シーズンから慣れ親しんだ3バックから4バックへと移行しました。
2012シーズンからほとんど3バックでやってきたのでかなり難しい部分があったと思います。
しかし、リーグ戦34試合56失点ということから守備が崩壊してしまったと言えるでしょう。
この原因が全てDFにあるとは思いません。チームとしての組織的な守備が出来ていなかったこともあるからです。
しかし、個々のウィークポイントが多く出てしまったシーンであったと思います。
まずSBの方から評価していきます。4人の選手が主にプレーしました。宇賀神選手、山中選手、橋岡選手、岩武選手です。
攻撃の良さとしては山中選手が一番目立っていました。チームで一番のアシスト数やミドルシュートなどは昨シーズンよりも良さが出ていたと思います。これは4バックになった恩恵があると思います。一方で守備での対応の甘さ、裏を取られる場面が目立ちました。その為、守備の部分での改善が必要です。
橋岡選手に関しては空中戦の強さや守備の粘り強さが光っていました。4バックの右SBだと守備が安定しました。しかし、山中選手とは反対に攻撃面でのアイデアや繋ぎの部分で課題が残りました。来シーズンはCBをやることになるかもしれませんがビルドアップ時の課題を克服してほしいです。
宇賀神選手は山中選手の代わりに出ることが多く、守備での健闘している場面もありましたがどこか物足りなく感じました。守備の部分でもクロスを簡単に上げさせる場面が多々ありました。攻撃ではバランスを取って、後ろからのビルドアップに参加する場面が多かったですが効果的とは言い難かったです。来シーズンもスタートはサブメンバーかもしれませんがベテランの意地を見せてもらいたいです。
最後に岩武選手ですが一言で表すと「もったいない」かなと感じるシーズンでした。守備ではもっとやれると個人的に考えましたが殻を破れていないように思えました。攻撃でももっと自分をアピールしてサイドを駆け上がってほしかったです。もっとダイナミックにという印象を受けました。残念ながら移籍してしまいますが次の場での活躍を期待しています。