浦和レッズ2020シーズンを振り返る DF編②
浦和レッズ2020を振り返る
今回評価するポジションはDFです。
3.宇賀神友弥
4.鈴木大輔
5.槙野智章
6.山中亮輔
20.トーマス・デン
27.橋岡大樹
28.岩武克弥
31.岩波拓也
浦和レッズの公式オフィシャルの登録ポジションでは宇賀神選手はMFになっていますが試合の出場はSBがほとんどなのでDFで評価します。
前回はSBを評価したので今回はCBです。
鈴木選手、槙野選手、トーマス選手、岩波選手の4名です。
まず鈴木選手の評価としては4バックに移行した今シーズン、慣れている点で考えればポジション争いでは優勢に立つかと思われましたがアウェーの名古屋グランパス戦が1年通してのターニングポイントになってしまったかもしれません。競り合いなどの場面では強さを見せた一方で1対1でのスピード勝負で後手を踏んでしまった感が否めません。期待していただけに残念です。来季は違うチームになるので頑張ってほしいです。
次は槙野選手です。シーズンの最初はベンチスタートでしたが自らの持ち味を発揮し、レギュラーメンバーとしてチームを鼓舞した点は素晴らしいです。守備では対人の強さを活かしたり、声を出してリーダーシップを発揮した点はチームにとって大きな存在だったはずです。ただし、攻撃時のビルドアップでのパスの選択肢が横か後ろであることが多く、効果的なパスを供給することが出来ていませんでした。来シーズンもレッズの一員として戦ってくれるので期待したいです。
トーマス選手は加入当初、アンダー世代のオーストラリア代表くらいしか情報がなかったのですごい期待をされていたわけではなかったと思いますが中断明けの最初の試合で相当なインパクトを与えました。スピードもあり足元あるので弱点が少ない選手だと思いました。ホームのヴィッセル神戸戦でのスーパーゴールなど印象に残るシーンもありました。来季チームの戦い方が定まればさらに面白い存在になるのでは思います。
最後に岩波選手ですが長所と短所それぞれしっかり出たシーズンだったと思います。長所としては逆サイドへ展開するロングボールやゴール前でのカバーリングが多々ありました。短所としてはスピードのところで振り切られるシーンがあったので守り方をどうしていくかがポイントになりそうです。
DF陣全体の評価としては組織的な守りチャレンジ&カバーなどの基礎的な部分や1対1の守備での対応の甘さなど個、組織どちらも課題が残る内容だったと思うのでそこが改善されることを期待したいです。